徳機の主たる事業は、鋼構造物工事業です。鋼船や歩道橋などを手掛ける鉄架構事業部と、レール、I形鋼、H形鋼、鋼板、パイプなどを手掛けるベンダ事業部を2本柱として、事業を展開しています。
徳機エコ事業部は、環境関連機器の製品開発を目的として、2002年に開設されました。徳機ならではのオリジナル技術を活かして開発された樹脂ペレットの切断機、脱水機、選別機などを、製造・販売しています。
徳機では、アンダーウォーター・ストランド方式のペレタイザーを扱っています。押し出されたストランドは水と一緒に傾斜を下り、回転刃まで搬送される仕組みです。同社のペレタイザーは、ストランドが水と一緒にカットされる仕組みのため、騒音が少ないという特徴があります。また、なんらかの事情でストランドが切れてしまっても、水流によってカッターに到達、ペレットに加工されるため、原料がムダになりません。
同社のペレタイザーには、特許を取得した「トラバースガイド」という機構が取り付けられています。ペレタイザーには、ストランドをカッターと直交させるための溝付きガイドが取り付けられていますが、一般的なガイドは固定タイプのため、常に同じところをストランドが通過することになります。そのため、ストランドに接する部分のみ、カッターの刃先が摩耗してしまうという問題がありました。
トラバースガイドは、左右にスライドさせられるガイドです。左右に位置を変えることで刃先が満遍なく使えるようになり、部分的な摩耗を防げるようになりました。
APS-Hシリーズは、水平型タイプのストランド・カッターです。1,700kg/hのAPS-15Hから10,500kg/hのAPS90Hまで、製造能力に応じた5モデルが展開されています。水平型のストランド・カッターは、冷却シュート長を変更することができ、さまざまな樹脂のカッティングに対応可能です。
APS-Vシリーズは、垂直型タイプのストランド・カッターです。1,500kg/hのAPS-15Vから9,300kg/hのAPS90Vまで、製造能力に応じた5モデルが展開されています。垂直型のストランド・カッターは、対応可能な樹脂の種類は限定されますが、設置面が小さいという特徴があり、運転に要する人手も少なくなります。
ペレタイザーは、方式別や目的別に分類することができます。各方式のメリットデメリットを理解したうえで、目的に合わせたペレタイザーを選ぶことが重要です。
徳機の公式サイトには、導入事例の紹介がありませんでした。
| 会社名 | 徳機株式会社 エコ事業部 |
|---|---|
| 事業内容 | 樹脂ペレットの切断機・脱水機・選別機の開発・製造・販売 |
| 資本金 | 30,000,000円 |
| 本社所在地 | 山口県周南市栗屋字奈切50-5 |
| 電話番号 | (代表)0834-26-1080 |
| URL | https://www.tokkieco.jp/ |