北川鉄工所は、自動車や建設機械などのパーツの鋳造のほか、旋盤やマシニングセンタといった工作機械の周辺機器、ペレタイザーをはじめとした環境関連機器、建設機械や特殊工作機械の部品、コンクリートプラントとプラントの付帯設備など幅広い分野でものづくりを行うメーカーです。同社はさらに、立体駐車場の施工も行なっているほか、近年では微小重力環境細胞培養装置といった医療関連機器の開発も手掛けています。
環境関連機器としては、木質チップなどを原料とするペレタイザーをはじめ、燃焼灰、ダスト、汚泥のリサイクル設備、籾殻を有効活用するための設備などを手掛けます。
北川鉄工所が製造するペレタイザーは、主として廃材や間伐材、剪定枝、刈り草や麦わらなどからペレットを生産するもの。せん断、粉砕能力が高いため、麦わらをはじめとした繊維の長い草本系バイオマスにも対応できるという特徴があります。ほかにも、乾燥下水汚泥、廃プラスチック、製紙汚泥、石炭粉などを原料に、ペレットを生産することも可能。ペレット化することで、バイオマス燃料のハンドリングや輸送、貯蔵を効率的に行えるようになります。
ペレメイクは、木質チップをはじめとしたバイオマスや廃プラスチック、汚泥などを原料とした燃料ペレットの生産に対応するペレタイザー。生産能力30~80kg/hのPKS-80から、生産能力800~1500kg/hのPKS-1500まで、4モデルがラインナップされています。
ペレメイクはフラットダイ方式を採用。ローラー回転時のせん断、すり潰し作用によって、廃プラ・汚泥などを配合した複合ペレットの生産を容易に行えるという特徴があります。
ペレメイク PKS-1500ユニットは、トラック1台で運搬でき、簡単に設置と撤去が行えるユニット仕様のペレタイザー。搭載されているPKS-1500ユニットは、同社のペレメイクシリーズ中、最大の生産能力を持つモデル。1,500kg/hと工場並みの生産能力を持ちながら、簡単に移動できるユニークなモデルとなっています。
ペレタイザーは、方式別や目的別に分類することができます。各方式のメリットデメリットを理解したうえで、目的に合わせたペレタイザーを選ぶことが重要です。
付帯設備として木質チップの供給設備を組み込んだペレメイク PKS-1500ユニットで、木質ペレットを生産しています。木質チップのほか、剪定枝から燃料ペレットを生産することも可能。また、供給設備を替えることで、稲わらロールから稲わらペレットを生産することもできます。
| 会社名 | 株式会社北川鉄工所 |
|---|---|
| 事業内容 | 自動車、建設機械、農機具、油圧機器、住宅の部品等の金属素形材事業 旋盤用チャック及び回転シリンダ、ライトマシニングセンタ、CFRP加工専用機等の工作機器事業 コンクリート関連設備、環境関連設備及びリサイクルプラント等の産業機械事業 |
| 資本金 | 86億4,000万円 |
| 本社所在地 | 広島県府中市元町77-1 |
| 電話番号 | (代表)0847-45-4560 |
| URL | https://www.kiw.co.jp/ |