萩原工業は、合成樹脂加工製品と機械製品を手掛けるメーカー。ポリエチレンやポリプロピレンのフィルムを短冊状にカット、延伸することによって強度を持たせた合成樹脂繊維である「フラットヤーン」製品(ブルーシート、人工芝原糸など)や、フラットヤーン技術を応用したスリッターなど、産業機械の製造と販売を行っています。
元々合成樹脂事業で創業した同社は、スリッター&ワインダーの製造に事業範囲を拡大。ロス材となるスリットの耳をリペレット化するペレタイザーなど、プラスチックリサイクル分野へと進出しました。
萩原工業では、ペレタイザー3機種を製造しています。同社のペレタイザーは、スリットのロス材を再資源化することが起点となっており、いずれのモデルもプラスチックのリサイクルを目的としています。ストランドカット式、ホットカット水冷式、アンダーウォーター・カットの各方式に対応しており、粉砕・減容機から調質、押し出し、カット、脱水と乾燥、脱臭などの一連のサイクルをシステム化した製品を手掛けています。

工場内リサイクルや、容器包装リサイクル法に関連する廃プラスチック再生に対応するために開発された製品。第一、第二ろ過システムを備え、細かい不純物を除去します。また、脱気システムによってペレットの発泡を抑え、残留水分の少ないペレットを製造することが可能です。洗浄や調質、造粒といったニーズに合わせ、オーダーメイドでラインを設計できます。

フィルム系、粉砕物を対象とした粉砕・減容機付のペレタイザー。コニカル押出機とストレート押出機の2タイプがあり、8機種のバリエーションを展開しています。タンデム型では、押出機及びスクリーン・チェンジャーを2段に配置して脱臭システムを設けており、より細かな不純物や残留水分を除去できるようになっています。

インライン・リペレ装置はプラスチック粉砕片をリペレット化する装置で、バッファタンク型と粉砕機搭載型があります。押出機スクリューに独自ユニカル形状を採用しており、かさ密度の低い(軽い)材料の場合でも高吐出が得られるという特徴があります。
ペレタイザーは、方式別や目的別に分類することができます。各方式のメリットデメリットを理解したうえで、目的に合わせたペレタイザーを選ぶことが重要です。
萩原工業の公式サイトには、導入事例の紹介がありませんでした。
| 会社名 | 株式会社萩原工業 |
|---|---|
| 事業内容 | 合成樹脂加工製品・機械製品の製造 |
| 資本金 | 公式サイトに記載なし |
| 本社所在地 | 岡山県倉敷市水島中通1-4 |
| 電話番号 | (代表)086-440-0850 |
| URL | https://hagihara-eng.com/ |