垣内は、高知県南国市に本拠を置く産業用機械メーカー。ツインダイス式ペレタイザーやペレット冷却機に加えて、天井・橋型クレーン、非水槽式LPGボンベ検査機、搾汁システム、凍結濃縮システムなどを手掛けています。創業者の垣内保夫氏は「高知のエジソン」と称された人物で、同社には発明に関連した受賞歴が多いという特徴があります。社是は「王道を歩む」。業務運営方針に「S&Q(スピード&クォリティー)」、品質方針に「お客様に安心していただける商品をお届けする」を掲げ、企業文化として「挨拶とピカピカ」を挙げています。
垣内では、シンプルな構造で故障が少ないツインダイス方式のペレタイザーを、処理能力別に4機種展開しています。同社のペレタイザー「粒造くん」は、鶏糞や魚粉、生ごみや汚泥といったさまざまな原料に対応していますが、造粒圧力が低く、ペレットの分解が早いという特徴があるため、とりわけ有機肥料の造粒に適しています。粒造くんは、生産能力に応じて4タイプがラインナップされています。
粒造くんで使用されるツインダイスは、80〜90rpmという低速回転によって、鶏糞をはじめとした原材料を粒状に加工するペレタイザーです。圧力が低いために成型孔が多く、土中での分解が早いほか、50℃以下の低温で加工されるためペレット内の微生物へのダメージが抑えられます。これらの特徴によって、粒造くんシリーズは有機肥料ペレットの製造に適した製品となっています。
粒造くんジュニアは、粒造くんをひとまわり小型にしたペレタイザーで、基本的な機能は同じです。粒造くんシリーズは発酵鶏糞のほか、牛糞や豚糞、魚粉、生ゴミ発酵堆肥、汚泥の造粒にも対応しています。
粒造くんベビーは、粒造くんジュニアよりさらに小型のペレタイザー。処理能力は粒造くんの3割程度となります。製造能力がそれほど高くなくて良い場合の選択肢となります。
粒造くんミニは、シリーズ最軽量のペレタイザーです。制御盤を除いた本体重量は粒造くんのおよそ1/7で、製造能力は1/5程度となります。
ペレタイザーは、方式別や目的別に分類することができます。各方式のメリットデメリットを理解したうえで、目的に合わせたペレタイザーを選ぶことが重要です。
垣内の公式サイトには、導入事例の紹介がありませんでした。
| 会社名 | 株式会社垣内 |
|---|---|
| 事業内容 | ツインダイス式ペレタイザー、ペレット冷却機、非水槽式LPGボンベ検査機、天井・橋型クレーン、搾汁システム、凍結濃縮システム等の産業用機械製造 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 本社所在地 | 高知県南国市岡豊町中島391-8 |
| 電話番号 | (代表)088-866-2848 |
| URL | https://www.kk-kakiuchi.co.jp |