新日南は、産業機械の専門メーカー。「環境保全を考えるエンジニアリング企業」というコンセプトを掲げています。主力商品は、2,500台以上の納入実績※を持つ混練機「ダウミキサー」。ゴミ処理施設の焼却飛灰を無害化処理するために使用されます。ダウミキサーで培った技術を元として、混合機、バルブ開閉機、ペレタイザー、乾燥機、供給機などの製品開発を推進。同社の製品は、鉄鋼・非鉄金属、発電、上下水道、化学分野などで活用されています。
※参照元:新日南公式サイト(http://www.shinnichinan.co.jp/concept.html)
新日南では、集塵ダストや一般原料輸送系のダスト造粒処理に適したペレタイザーを製造しています。同社の「ダウペレタイザー」は、造粒機内部の回転軸を高速回転させ、回転軸に螺旋状に植込まれたピンによって大きな攪拌力、転造力を対象物に作用させる仕組みです。
ダウペレタイザーの主な用途としては、1)肥料原料の混合と造粒、2)鉄鋼業界の電気炉からの集塵ダストの造粒、3)鉄鋼業界の鉄系還元炉からの亜鉛系ダストの造粒、4)ごみ溶融炉の燃料(粉体)の造粒などが挙げられます。

ダウペレタイザー造粒機は、投入と排出を同時に行う連続的な処理が可能なペレタイザーです。ダストの供給から造粒ペレットの排出までを密閉式ケーシング内で完結するため、造粒過程におけるダスト飛散の心配がありません。また、高速回転するピンが発生させる強力な撹拌力と転動作用によって、均質で強固なペレットが製造可能です。
セルフクリーニング機構が搭載されており、回転軸に原料が付着するのを抑制。また、高速で回転するローターピンの先端部には耐摩耗素材を使用することで、耐久性を高めています。
ペレタイザーは、方式別や目的別に分類することができます。各方式のメリットデメリットを理解したうえで、目的に合わせたペレタイザーを選ぶことが重要です。
テルミット溶融炉内で燃料として使用されるアルミニウム粉-酸化鉄粉を、混練機で均一に混合したのち、ペレタイザーによって溶融炉に投入するために適正な大きさに造粒します。
2軸不等速セルフクリーニング機構によって、付着性の高い粉体であっても安定的な運転が可能です。連続処理が行えるのでコストパフォーマンスも高くなります。また、密閉式ケーシングによって現場に発塵の恐れがないことも、大きな利点です。
| 会社名 | 株式会社新日南 |
|---|---|
| 事業内容 | 混練機、混合機、バルブ開閉機、造粒機、乾燥機、供給機など産業機械の設計・製作 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 本社所在地 | 神奈川県横浜市都筑区川向町957-30 |
| 電話番号 | (代表)045-472-7703 |
| URL | http://www.shinnichinan.co.jp/ |