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ペレタイザーの設置方法について

ペレタイザーは、製造するペレットの種類により単体で設置するケースライン型で設置するケースがあります。ここではペレタイザーを単体設置するケースとライン型で設置するケースについてまとめて紹介しています。

ペレタイザー単体で使用

ペレタイザー1台で使用する場合

ペレタイザーは、製造するペレットの種類により、単体で使用するケースがあります。例えば、ストーブやボイラーなどの燃料で使われるおがくず(切削粉、木粉)などを原料として製造される木質ペレットは、ペレタイザー単体で製造します。これは木質ペレット製造では、乾燥や冷却などの工程がいらないものが多く、ペレタイザー単体でペレットの製造が可能だからです。

そのほか、ペットの餌用ペレット製造機なども、単体設置できるペレタイザーが販売されています。

ライン型のペレタイザーを使用する場合

廃プラスチックから原料ペレットを製造する場合は、ライン型のペレタイザーを設置します。廃プラスチックはそのままの形状ではペレット製造ができないものが多く、原料の粉砕工程から加熱、冷却などさまざまな工程が必要になります。そのためペレタイザーを設置する場合、原料の粉砕処理を行う粉砕機や撹拌機、冷却装置、搬送機器、排水処理、排水タンクなどさまざまな装置や設備を組み合わせたライン型のペレタイザーを設置します。

他の機器を併設してペレタイザーを使用

冷却水用のオートストレーナを併設する場合

ペレタイジングの冷却水の水質維持には、ろ過装置は欠かすことができません。ただほとんどのシステムには、単式ストレーナーやカートリッジ等のろ過装置が装備されていないため、定期的な清掃もしくは交換が必要になります。これらのメンテナンスを実施しないと、ろ過装置が詰まると流量変動や圧力変動に繋がり、ペレタイジング工程がストップしてしまいます。

対策として、水質維持のために冷却水オートストレーナを設置する方法があります。冷却工程やカット工程(ストランドカット、ホットカット)後に排出される水には、樹脂紛が混じていることがあり、ノズルの詰まりの原因になりますが、その予防になります。さらに熱交換器のメンテナンス期間を先に延ばすことができたり、省エネ効果があったりもします。そのほかカッターの切れ味の維持、ペレットの品質維持などのメリットもあります。

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