タナカは、さまざまなコンパウンド機器とリサイクル機器を手掛けるメーカー。国内でPETボトルが流通する以前から、使用ずみのPETボトルをアメリカから輸入してリサイクル機器の研究・開発に先駆的に取り組んできた実績があります。
同社が手掛けるコンパウンド機器は、ストランド・ペレタイザーやペレットクーラー、ペレット脱水機、乾燥機、選別機、ルーツブロワー(空気輸送装置)など。リサイクル機器としては、粉砕機や分離装置、各種洗浄機や選別装置、空気輸送装置、切断機などを手掛けています。
タナカでは、軟質プラスチック、超軟質プラスチック、硬質プラスチックのカッティングに対応したストランド・ペレタイザーを手掛けています。さらに、湿式のペレタイザーとコンパウンド用連続脱水機を組み合わせた湿式ペレタイジング・システム、水槽冷却が困難な特殊な複合樹脂のストランドカットに対応するストランド用全自動ペレタイジング・システムなど、システムとして組み上げた製品も扱っています。また、シート材のカッティングに対応する角切シートペレタイザー(垂直挿入型、水平挿入型)を製造しています。

タナカのストランド・ペレタイザーには、軟質用(TSS型)、硬質用(TSM型)、超軟質用(TSZ型)があります。これらのラインナップで、超硬質スーパーエンジニアリング・プラスチックから超軟質のエラストマーまで対応可能。
TSM(L)型には、250~650kg/hのTSM-200、550~1,000kg/hのTSM-300、850~1,400kg/hのTSL-450と、処理能力に応じた3種のバリエーションが設定されています(TSS型、TSZ型の仕様は、公式サイトに記載がありません)。
こちらのストランド・ペレタイザーは、解放部にセンサーを設置し、回転刃カバーは運転中にロックする仕様で、安全対策とメンテナンス性を両立させています。また、接樹脂部のオールステンレス化を標準化。サイドフレームも特殊ステンレス材を使用しています。

角切シートペレタイザーには、垂直挿入型と水平挿入型の2モデルがあります。原料の接する部分はステンレス製で、スリッターディスク・ナイフには高硬度の特殊ステンレスを使用。スリッターディスクの幅は3~10mmまでの範囲で製作可能となっています。
垂直挿入型は、片側のスリッターをスライドさせてロール間の清掃を行うことが可能、水平挿入型では、スリッターロール・ユニットをスライド移動して清掃を行うことができます。いずれのタイプも、高いメンテナンス性を持っています。また、操作盤に液晶画面を標準装備しており、引取速度やカットサイズなどを数値で確認できます。
ペレタイザーは、方式別や目的別に分類することができます。各方式のメリットデメリットを理解したうえで、目的に合わせたペレタイザーを選ぶことが重要です。
タナカの公式サイトには、導入事例の紹介がありませんでした。
| 会社名 | 株式会社タナカ |
|---|---|
| 事業内容 | コンパウンド機器およびリサイクル機器の製造 |
| 資本金 | 公式サイトに記載なし |
| 本社所在地 | 大阪府東大阪市若江東町6-8-46 |
| 電話番号 | (代表)06-6728-4800 |
| URL | https://www.kk-tanaka.co.jp/ |