ペレタイザーの種類には、ストランドカット方式、水冷式ホットカット、水中カット方式の3つがあります。ここではその3つの種類について紹介します。
ストランドカット方式は、粉砕したスクラップ材料を熱で溶かし混錬され、ダイスから押し出された再生樹脂がスパゲティ形状になることからスラッドと呼ばれています。このストランドを冷やし、ペレタイザー内部の高速回転している回転刃と固定刃でカットすることからストランド方式と呼ばれています。
古くからペレット加工で使われているストランドカット方式のペレタイザーは、加工されたペレットに異物の混入が少なく品質が良いと多くにユーザーに好まれています。しかし、異物の混入が少ない一方で、異物が混入しているとペレット加工ができないデメリットがあります。
水冷式ホットカット(ウォータリングカット)とは、スクラップ材料が熱によって溶け混錬されダイスから出てきた生成樹脂を、ペレタイザー内のダイス(押し出し口)で回転する回転刃でカットしてペレット形状に加工する方式のこと。
冷水式ホットカット(ウォータリングカット)方式のペレタイザーは、ストランドカット方式のように、ストランドを引いたり、直したりする作業を省くことができ安定してペレット加工ができます。また多少の異物が混入していてもペレット加工ができます。
水中カット方式は、ダイスが熱せられたお湯に接していて、再生樹脂がダイスからお湯の中に直接押し出され、水中でカットする方式のこと。アンダーウォーターカットとも言われています。
水中カット方式のペレタイザーは、冷水式ホットカット方式のペレタイザーと仕組みはよく似ていますが、水中カット方式はペレット加工が完成するまで一度も空気に触れることなく加工が完成する点が大きく異なります。